週報:【キリストを正しく信じることについて】(2023/07/09)


キリストを信じている人がいても、その全てが救われているというのではありません。何故なら、キリストを聖書から正しく信じている人こそが救われるのだからです。間違った信じ方をしているならば、決して救われることはありません。例えば、カトリックは自分たちがキリストを信じていると言います。カトリックは人がキリストを信じることで救われて新しくされると信じています。この点では間違っていません。しかしカトリックは、救われてから犯す罪が善い行ないにより償わなければ除かれないと考えます。つまり「行為義認」です。人の犯す罪が善行により取り除かれるなどと聖書は教えていません。「御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。」と使徒ヨハネが言った通り、キリストだけが人の罪を清めて下さる御方です。ですから、カトリックが人間の善行により償われると考えている救われてから犯す罪は、キリストにより赦されておらずそのまま残っています。それゆえ、カトリックが自分たちはキリストを信じていると言っても、全き救いを持っているのではありません。宗教改革により断罪されて以降のカトリック教徒は、誰も天国で見ることがないでしょう。東方正教会も、カトリックと同じ行為義認ですから、キリストを信じていると言っても救われているのではありません。しかも更に東方正教会はもう一つの酷い点を持っています。それは彼らが、聖霊を御父だけから出るとし、御子からは出ないと信じていることです。プロテスタントとカトリックはどちらも、聖霊が御父および御子から出ると信じています。何故なら、聖書からそのように分かるからです。私は確かなことを言いますが、聖霊がそこから出ていない御子キリストは、真のキリストでは決してありません。聖霊がそこから出ていない御子キリストとは存在しないキリストであって、それはユダヤ教徒やイスラム教徒の奉じる一位しかない神が存在していないのと一緒です。というのも、永遠に存在しておられる御子とは、そこから聖霊が出た御子なのだからです。ですから、東方正教会の人々は本当のキリストを持っていません。彼らが信じているキリストとは、三位一体の教義から考えるならば、一見するとキリストのようであるが実はキリストでない存在なのです。このような本当は存在しないキリストを信じている東方正教会は呪われています。だからこそ、ロシアとかウクライナとかジョージアなどといった東方正教会の国は、貧しい国ばかりであって、神からの呪いにより悲惨な状態を被っているわけです。それゆえ、宗教改革以降のカトリック教徒と同様に、東方正教会の人間も決して天国で見かけることはないでしょう。プロテスタントの場合、行為義認の教義を持っておらず、東方正教会のような位格における冒涜も犯していません。この世では、プロテスタントだけがキリストを聖書から正しく信じています。つまり、プロテスタントだけが人間の中でキリストを持っています。それゆえ、プロテスタントの人間だけが全き救いを神から受けています。何故なら、人の救いはキリスト信仰にかかっているからです。パウロも、正しくキリストを信じるべきだと手紙の中で何度も示しています。つまるところ、正しい信仰こそが世に広まるべきなのです。間違った信仰により人は救われないのですから。