週報:【選びと日本人の救いについて】(2024/08/04)
今の日本人がキリストの福音を受け入れないでいるのは、神からキリストの御救いを受けるように定められていないからです。今の日本人はほぼ全て、エサウが神から選ばれていなかったように、神から選ばれていません。日本人は人間の目から見れば世界的に良い評価を得ていると言えますが、神の御前では嫌われている状態にあります。もし嫌われていなければ、今の日本人はその多くがキリストの御救いに定められていたことでしょう。このため、今の日本人が福音を受け入れなくても、私たちにはどうすることもできません。ですから、伝道において出来る限りのことをしているならば、日本人が救われなくても私たちに責任は全くありません。日本人がキリストの福音を聞いても受け入れず、悟らず、拒むのは、このように神から選ばれていないためなのです。選ばれていなければ、神から御霊を与えられることもありません。御霊を与えられていなければ、福音を聞いても受け入れることは決してできません。何故なら、御霊により人はキリストの福音を信じることができるからです。パウロがこう言った通りです。「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。」(Ⅰコリント2:14)このように今の日本人が救われるよう神から選ばれていなかったとしても、福音を信じなかった不信仰の責任は全く日本人にあります。何故なら、選ばれていないため信じることができなかったにしても、実際に信じようとしないのはその信じない人たちだからです。よって、日本人が救われるためキリストを信じなかった責任は、私たちにないだけでなく、神にもありません。日本人が福音を信じなければどうなるでしょうか。キリストが言われた通り、「信じない者は罪に定められます」(マルコ16:16)。罪に定められるならば神から正当なる断罪を受けます。古代ローマは福音を拒み続けたので、結局は神の復讐により、自分たちが拒んでいたその福音に呑み込まれることとなりました。日本も福音を拒んだので、長い停滞を味わうこととなり、結局は自分たちが拒んでいた福音を持つ欧米諸国の文明に呑み込まれ、遂には原爆を落とされ敗戦することになりました。個々人について言えば、信じない日本人は呪われて地獄に行きます。そして、その地獄で永遠に苦しむ刑罰を受けるのです。このようなことが言われても、今の日本人は決して悟ることがありません。これから中国に侵略されるという罰を受けたとしても、悟ることはないままでしょう。選ばれていないのであれば、どうなったとしても霊的な事柄について悟ることは決してできないからです。しかし、これからは日本人も悟るようになるかもしれません。その場合、今までと異なり、これからの時代は多くの日本人が救いに定められていることになります。ですから、私たちはこれからも日本人が救われるようにキリストの福音を宣べ伝えていかねばならないのです。