週報:【偶像という呪い】(2024/11/24)


偶像は、もう何から何まで徹底的に呪いでしかありません。まず第一に、偶像それ自体が呪いそのものです。律法は「あなたにはわたしの他に他の神々があってはならない。」と命じています。この律法に偶像は真っ向から反する存在ですから、偶像は根本的に呪いなのです。第二に、偶像を作ることも呪われた行為です。神は「あなたは偶像を作ってはならない。」と命じられました。この命令に反している偶像の作成が呪われているのは間違いありません。もし呪われていなければ偶像など作らなかったことでしょう。第三に、その作られた偶像を拝んだり、その偶像に仕えたりするのも、やはり呪われています。律法には「それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。」と書かれています。これも先の場合と同じで、もし呪われていなければ偶像に崇拝や奉仕を捧げることはしなかったはずです。そして第四に、偶像崇拝が邪悪な罪であると気付いていないことも呪いです。呪われているからこそ、偶像崇拝者たちは自分たちが汚物を拝んだりしているのに何も悪く思わず、寧ろそれを良いことであるとさえ感じるのです。汚物の中に沈んでいながら、その汚物が汚物であると気付かないのは、何と悲惨なことでしょうか。しかし、このような呪いの中に沈み込んでいても、神の御子イエス・キリストを信じるならば、その呪いから贖い出されることができます。「キリストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。」(ガラテヤ3:13)と聖書で書かれている通りです。このキリストの贖いにより、人は偶像崇拝をはじめ諸々の罪から清められるのです。それは、「この方を信じる者はだれでも、その名により罪の赦しが受けられる。」また「御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。」と聖書で書かれている通りです。今の日本人は、まだ偶像の呪いから解放されることができていません。ですから、教会はこの日本にも大いに福音を宣べ伝えねばならないのです。福音を信じて救われた人は、偶像の呪いから解放されますから、それまで拝んでいた偶像を捨て去るでしょう。そのようにして日本からは偶像が減っていくようになるわけです。