週報:【福音の重要性と霊的な死人】(2024/12/08)


私たちの知っておくべき事柄は多くあるでしょうが、何よりも知らねばならないのはイエス・キリストの福音です。これは絶対に間違いないと断言できます。何故なら、この聖なる福音には天国また地獄という究極の状態がかかっているからです。もし御子キリストの福音を信じるなら人は救われて永遠に生きることとなります。「御子を信じる者は永遠の命を持つ」と聖書が述べる通りです。その人はキリストのゆえ天国で永遠までも素晴らしい至福に与かります。そして、「もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない」状態となるのです。しかし、福音を信じなければ地獄で永遠に罪人として定められます。キリストが言われた通り、「信じない者は罪に定められます」。そして、その地獄で「永遠に昼も夜も苦しみを受ける」のです。「第二の死」という最も恐ろしい刑罰がそこでは与えられます。これらのことを考えるならば、どれだけ福音が重要であるかよく分かるはずです。しかし、人々はこのような福音を全く重要であると思いません。寧ろ、それを別にどうでもよい事柄だと見做します。それどころか、人々はこの福音を愚かとさえ感じます。パウロが彼らについてこう言っている通りです。「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。」(Ⅰコリント2:14)最も重要である福音を愚かと感じるほどの酷い愚かさが他にあるでしょうか。ところが、人々は霊的に死んでいるため、福音とその重要性について全く悟れないのです。死人には、見る目も、聞く耳も、悟る心も、全く与えられていません。このような死人が今の日本には、どこもかしこも満ちています。しかし、救いに定められている人であれば、霊的な死人が満ちるこの日本の中にあっても、必ず福音を信じて救われるようになります。使徒行伝でもそのような人たちのことが書かれています。「そして、永遠の命に定められていた人たちは、みな、信仰に入った。」(13:48)選ばれている人が今の日本にどれだけ存在するか私たちには分かりません。しかし、分からないにしても福音は豊かに宣べ伝えられねばなりません。「福音を宣べ伝えなさい。」と主が命じられたのだからです。