週報:【サタンの支配下に堕ちた人間とキリストの福音】(2024/12/15)


人間はその始祖アダムにおいて罪を犯し堕落して以降、サタンの支配下に陥りました。人間は、神から離れ、サタンに堕ちたのです。このため、アダムに連なる人間は、誰も彼もサタンの支配下に属する反逆者として歩むこととなりました。パウロはまだサタンの支配下にいた時の聖徒たちについて、こう言っています。「あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。」(エペソ2:1~2)サタンは、自分の支配下で罪深く生き続けている多くの人間を、手放したり逃したいと思いません。寧ろ、ずっとそのままの状態でいてほしいと思っています。そうなれば、本来であれば神に生きるべき人間が、神に生きようとしない状態に留まるので、サタンには喜ばしいのです。そして、人間がそのままの状態で死んで地獄に行ってほしいとサタンは願っています。何故なら、サタンとは愛の無い存在であり、人の不幸を何より喜ぶからです。サタンは憎しみそのものだと言えますから、何とかして人間を一人でも多く地獄送りにしたいわけです。このため、サタンは人間が福音を知らないままでいることを望みます。この福音は人間をサタンから引き離し、サタンの奴隷状態から解放させるからです。もし人間が福音を聞くならば、その心を暗闇のヴェールで覆い、信じないように働きかけます。しかし、神から選ばれている者であれば、この福音を信じ、サタンの支配からキリストの聖なる御支配の中に移されることとなります。パウロがこう言った通りです。「神は私たちを暗闇の圧制から救い出し、愛する御子の御支配のうちに移して下さいました。」誰でもキリストの福音を信じるならば、このようにサタンの支配から解き放たれ、救われます。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも、あなたの家族も、救われます。」とパウロが言った通りです。このように選ばれた人々が救われるため、教会は福音を大いに宣べ伝えねばなりません。それが教会に与えられた神からの使命なのです。それはキリストが、「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」と言われた通りです。