週報:【幼子のような態度と福音伝道】(2024/12/22)
主キリストは、「幼子のようにならない限り、誰も神の国に入ることはできません。」と言われました。「幼子のように」とは、素直に、疑わず、自然な感じで、という意味です。幼子は、親から言われたことを、そのまま受け入れるでしょう。福音に対し、そのようでなければ、人は救われることがないのです。幼子のようでない人は、キリストの福音を受け入れることができません。何故なら、福音とは神が上から与えられた啓示だからです。幼子のようであってこそ、この福音を受け入れることができます。それはそのまま受け入れる以外に正しい態度がありません。幼子のようでない高慢な人は、自分自身が神となり、福音の上に立つわけですから、受け入れることが決してできません。この福音を受け入れるのは、キリストの御霊によります。神の御霊が、私たちを幼子のようにして下さるのです。しかし、私たちは、誰が幼子のように福音を受け入れるか知りません。神は御心のままに、人を福音へと導いて下さるのだからです。また誰も自分自身の意思や努力により、この福音を受け入れることはできません。パウロが言った通り、「事は人間の願いや努力によるのではなく、憐れんで下さる神による」のだからです。選ばれていない人は、誰も福音を受け入れるため幼子のようになることがありません。そのような人は、信じないで永遠の刑罰を受けるように定められているからです。しかし、選ばれている人であれば、必ず信じて救われるようになります。ですから、少しでも多くの人に福音を宣べ伝えるのが望ましいことになります。福音を知る人が多ければ多いほど、それだけ選ばれている人が救われることも多くなるだろうからです。それゆえ、キリストはこう言われたのです。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」