週報:【罪に死んでいる死人とキリストの御救い】(2025/03/09)
生まれながらの人間は誰でも「罪と罪過の中に死んで」いる惨めな汚れた存在です。そのため、キリストは生まれながらの人間のことを「死人」と言われたのです。このような罪深い人間は、全く堕落しており、神の御前で役に立たない無益な者でしかありません。ですから聖書は、「全ての人が迷い出て、みな共に無益な者となった。」と述べています。人間はこのように汚れて腐敗した存在ですから、自分の罪深さについて神の御前で弁明する余地が全くありません。それゆえダビデは神に対し、こう言いました。「生ける者は誰一人、あなたの御前に義と認められません。」このような罪人である人間は地獄に行き、そこで「永遠に昼も夜も苦しみを受ける」のです。しかしながら、キリストを信じる者は、キリストが十字架で流された聖なる血により罪から清められ「雪よりも白く」されます。それは「御子イエスの血は全ての罪から私たちを清めます。」と聖書に書かれているからです。そのように清められて救われた者は、全く新しい被造物へと変えられます。「誰でもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、全てが新しくなりました。」と使徒パウロが聖書で述べた通りです。この救いを受けるならば人は誰でも「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民」「光の子ども」「世の光」「地の塩」「神の子」「アブラハムの子孫」となります。しかし、そのようになるのは私たちのゆえではなく、ただキリストにある神の御恵みによります。「人は天から与えられるのでなければ何も受けることはできません。」と聖書が教えている通りです。そして、このような恵みを受けた者たちは「もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない」天国で永遠の至福に生き続けるのです。そのように信じて天国に至るのと、信じないで地獄の刑罰を受けるのは、どちらが良いでしょうか。言うまでもなく天国に行けるほうでしょう。誰でも信じなければ地獄に行く状態が変わることはありません。日本人もキリストを信じて悔い改め、神から御恵みによる救いを受けられたらどれだけ良いことでしょうか。日本人であってもキリストの福音を信じるなら、聖なる救いに与かることができます。それは使徒パウロが聖書でこう言った通りです。「福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。」