週報:【フリーメイソンとクリスチャンについて】(2021/05/02)


フリーメイソンとは表向きは慈善団体であることを表明している、ワンワールド実現の布石要素としての団体です。このフリーメイソンの会員としては次のような人たちがいます。ヴォルテール、エディンバラ公爵フィリップ、ダーウィンの父、モーツァルト、トルーマン、マッカーサー、ウォルト・ディズニー、鳩山一郎、鳩山由紀夫、クインシー・ジョーンズ、ナット・キング・コール、カーネル・サンダース、ジョージ・ワシントン、ベンジャミン・ディズレーリ、アイザック・ニュートン、高須克弥。この団体の会員数は世界で600万人ぐらいであり、アメリカではフリーメイソンにならないと社会的な成功は難しいと言われています。このフリーメイソンにはクリスチャンも多くいました。例えば、アメリカの初代大統領であるワシントンがそうです。彼は聖公会の会員であり毎週礼拝に参加していました。ワシントンがフリーメイソンの格好をしている絵も描かれています。マッカーサーも聖公会のクリスチャンでした。彼は日本が占領された後、日本に聖書の真理を広め、日本をキリスト教の国にしようとしました。これは成功しませんでしたが、その企てそのものは大変素晴らしかったと思います。自民党の創設者であり鳩山前首相の祖父でもある鳩山一郎もクリスチャンでした。あのニュートンもクリスチャンでした。彼はジョン・ロックと同様、神の御名を口にしたり神のことを考えたりした時には、目を閉じて静かに瞑想していたといいます。最近他界したイギリスのフィリップ殿下も、クリスチャンでした。彼は英国国教会の信徒ですから、信仰的にはプロテスタントでした。さて、フリーメイソンは有神論者であり健全な生活をしているのであれば誰でも入会できますが、クリスチャンはフリーメイソンになっていいのでしょうか。このような疑問を持つ方は少なからず存在していると思われます。結論から言えば、クリスチャンがフリーメイソンになるのは駄目です。フリーメイソンに入会するためには、「至高の超越者」を信じ認めることが必要となります。フリーメイソンではこの「超越者」が何なのか具体的に明示していません。この存在が聖書に書かれている三位一体の神であると明示していない以上、クリスチャンがそのような存在を認めてフリーメイソンになるのは罪となります。何故なら、クリスチャンにとっての超越者とは、ただ三位一体の神だけであるべきだからです。もしこの三位一体神の他にも超越者を認めてしまうのであれば、私たちは神の唯一性を否定することになります。パウロが言っているように「神は唯一です」(Ⅰテモテ2:5)から、私たちが真の神以外に超越者を認めることは出来ません。もしフリーメイソンになるためには認めねばならない超越者を私たちが認めてしまえば、私たちは多神教の間違いに陥ることになります。ですからクリスチャンがフリーメイソンになるというのは愚の骨頂であり、信仰の否定となります。そもそもフリーメイソンにおける「超越者」とは、よく言われるように堕天使ルシファー(すなわちサタン)なのですから、フリーメイソンとは根本的にルシファーの組織だということになります。つまり、ルシファーがフリーメイソンの主であるからこそ、その子どもたちであるフリーメイソンはルシファーのように自分たちの存在を隠そうとしたり、密かな陰謀を企てたりしているわけです。もちろん、フリーメイソンに入会した当時はクリスチャンでなかったのですが、それ以降にクリスチャンとなったというのであれば話は別です。その場合はクリスチャンでありながらフリーメイソンであっても仕方ありません。しかし、このような場合は、遅くならないうちにフリーメイソンを脱退する必要があるのは言うまでもありません。鈍感な霊的精神を持っているというのでもない限り、真のクリスチャンでありながらフリーメイソンでい続けるのは大変難しいと言わねばなりません。ワシントンのように教会に籍を置いていながらフリーメイソンでもい続けるのは、信仰的にどこかおかしいのです。事実、ワシントンは聖餐式の時になると、いつも聖餐にあずからずその場を去っていました。こんなことをする人が、どうして正しい信仰を持っているというのでしょうか。私たちが神の牧場にいながらサタンの牧場にもいることは出来ない話です。