週報:【シオニズム問題とユダヤに対する裁き】(2021/07/11)


今でもパレスチナの地では、ユダヤ人とアラブ人の問題が続いています。最近でもあの地域で起きた紛争の事件がニュースでよく流れています。私たち日本人は、あの地域における問題を実感しにくいところがあります。それは、その問題が宗教的であり、場所的にも遠く、日本は一民族の国ですからなかなか民族問題を意識することがないからです。しかし、社会が世界的になっている現今ですから、私たち日本人も、あの地域の問題を蔑ろにしていいはずはないと思われます。パレスチナの問題は、簡単に言えば、シオニズムを奉じるシオニストのユダヤ人たちがパレスチナに移り住み、前からそこに住んでいたアラブ人から反発されているということです。あそこにあるエルサレムはユダヤ教とイスラム教における聖地です。ユダヤ教徒はそこが自分たちの場所だと言い、イスラム教徒であるアラブ人たちもそこが自分たちの場所だと言います。また、ユダヤ人もアラブ人も、キリストやガンディーの思想とは違い、正義のためには武力行使を辞さないと考える人たちです。両者の宗教的な求めが互いにぶつかり合っています。ですから、あの地域では今でも紛争が絶えず起こっているわけです。この地域の問題は非常に複雑であり、よく考えないと分かりにくい部分が多くあります。また、そこには根本的な問題が多くあります。まず、最も大きな問題は、シオニズムという運動がロスチャイルドから出ているということです。ユダヤ人の国家がパレスチナに建設されることになった「バルフォア宣言」におけるバルフォアというイギリス人は、このロスチャイルドの僕でした。実際、バルフォアはロスチャイルド宛の手紙の中でロスチャイルドを「閣下」と呼んでいます。このロスチャイルドとは、実際にその一家の者が言っている通り、ワンワールド世界を求める陰謀家です。ですから、ロスチャイルドから生じたシオニズム運動そのものが根本的に問題であることになります。また、今のイスラエルに住んでいる90%のユダヤ人がアシュケナージ系ユダヤ人であるという問題もあります。このユダヤ人は、ヤコブすなわちイスラエルを先祖に持っておらず、ハザール人を先祖として持つ人たちです。「イスラエル人」とはイスラエルつまりヤコブの子どもたちを意味します。何故なら、イスラエルとはヤコブの別名だからです。つまり、アシュケナージ系のユダヤ人は聖書から言えば偽ユダヤ人だということになります。そのような偽ユダヤ人が90%も占めているイスラエルを、そもそも「イスラエル」と呼んでいいのかどうか疑問に感じられます。これは「ハザール」と呼んだほうが適切だと私には思われます。また、本当のユダヤ人である超正統派のユダヤ教徒たちは、シオニズムに反対の立場を取っているという問題もあります。実際、彼らはアメリカの新聞に一面公告を出して、シオニズムに対する反対意見を表明しています。超正統派によれば、エルサレムがユダヤ人たちの所有となるのは、武力などによる強引なやり方を通してではありません。彼らは今のシオニズムを不審に思っています。本物のユダヤ人であるユダヤ教徒がシオニズムに反対しているのですから、シオニズムに正当性はないと思われます。しかも、シオニズムの発生源であるロスチャイルドは自分のことをニムロデの子孫だなどと言っています。ニムロデとはユダヤ人の種族であるセム系でなくハム系の人物です。ロスチャイルドがハム系だとすれば、尚のことシオニズムにユダヤ的な正当性はないことになります。何故なら、ハム系の人はユダヤ人の血を持っていないのですから。これからも、あの地域には問題が絶えず続くことでしょう。今後もユダヤ人と呼ばれる存在に平和がもたらされることはありえません。何故なら、「彼女の煙は永遠に立ち上る」(黙示録19:3)からです。「彼女」すなわちユダヤは、紀元70年に裁かれて以降、神の裁きという炎で永遠に焼き尽くされる運命となりました。ですから、ユダヤが神の裁きという名の火を免れることは絶対にできません。彼らは永遠の御方であるイエス・キリストを退けて殺しました。ですから自分たちも永遠に神から退けられて悲惨とならねばならないのです。確かに今でもユダヤは神の裁きという火炎で焼かれ、苦しみの煙を立ち上らせ続けています。こういうわけで、かつてユダヤの地だったパレスチナは、これからも悲惨から解放されることができません。たとえこれからシオニズムの問題が無くなっても、また別の問題がユダヤとパレスチナに降りかかることになるでしょう。