週報:【キリストにある人生を歩む人の幸い】(2021/10/24)


キリスト者でない多くの方々であれば、今の人生に続く人生があるなどとは確信していません。第二の人生があるかもしれないと思っても、キリスト者のように確信は持たない人が多いはずです。ですから、特に日本人がそうですが、キリスト者でないと今の人生が全てになってしまいます。そのため、今の人生を最高に有効利用するという生き方に導かれがちとなります。ですから大前研一はこう言いました。「私は死ぬ時に「私の人生は本当に良かった。」と思えるような人生にしたい。」日本人ではありませんがスティーブ・ジョブズもこう言っています。「あなたの人生は限られている。だから他人の人生を生き、自分の人生を無駄に過ごしてはいけない。」パウロはこのように今の人生だけしか見ない人についてこう言っています。「彼らの思いは地上のことだけです。」(ピリピ3:19)ところが聖書は今の人生に続く第二の人生があると教えています。ヘブル書9:27の箇所ではこう書かれています。「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」。人間は死んでから神の裁きを受ける。これは次の人生が存在しているということです。次の人生は2つ、すなわち天国と地獄に分けられています。イエス・キリストを信じて救われた人は天国で永遠に生き続けます。「御子を信じる者は永遠のいのちを持つ」(ヨハネ3:36)と書かれている通りです。一方、キリストを信じないままで死ぬ人は地獄での人生へと移されます。これはキリストが語られたラザロと金持ちの話を読めば分かります(ルカ16:19~31)。次の人生があることを知らず、次の人生を天国で過ごすためイエス・キリストを信じようとしないままでいるのは、あまりにも危険です。その人は何も知らないままでこの人生を終わり、気付いたら地獄に投げ込まれているのですから。キリストを信じないからこそ、そうなるのです。もし信じていれば次の人生は悲惨にならなかったでしょう。そういうわけですから、このイエス・キリストを今の第一の人生で信じるか信じないかが、第二の人生を決定します。その第二の人生は第一の人生より遥かに大事です。今の人生は次の人生に比べれば無も同然です。何故なら、次の人生は永遠に続きますが、今の人生は「つかのま」(伝道者の書6:12)だからです。ですから、私たち人間の全てはこのイエス・キリストにかかっています。それゆえ、このように言うことができます。「キリストに自分の全てを置いている人は全てが良く、そうしていない人は全てが悪い。」私たちが次の人生に入った時、全ての人はこの言葉が真実であったことを悟るでしょう。こういうわけなので、キリストを信じてキリストに生きている人たちは本当に幸いです。しかし、キリストを持たない人たちは本当に不幸です。このことを悟れる人がこの日本にも増えますように。