週報:【表面的な見方、裏の見方、霊的な見方】(2022/04/10)


世界で起こる出来事は3通りの見方をすることができます。その見方は3段階であり、3番目の見方は2番目と1番目を内包し、2番目の見方は1番目を内包し、1番目は他の見方を内包していません。1番目の見方は、その出来事をそのまま捉える見方です。コロナ問題で考えると、どうなるでしょうか。1番目の見方でこの問題を捉えるならば、これは中国・武漢から発生し、世界中に蔓延したという理解が得られます。つまり、これはニュースで流れている通りに出来事を捉える見方です。表面的ですが通俗性があります。これは全ての人が持てる出来事の捉え方です。2番目の見方は、サタンとその勢力に関わらせて捉える見方です。これは出来事の裏側を捉える見方です。フリーメイソンでもあったイギリスの首相ベンジャミン・ディズレーリは、「世界で起こる出来事は一般人が思いもしないような舞台裏の者たちにより起こされているのだ。」と言いました。このような見方をするのがこれです。この見方をすれば、コロナ問題はサタンとサタンに動かされたイルミナティにより引き起こされたという理解が得られます。多くの予告をしたことで有名なアメリカの国民的アニメ「シンプソンズ」では、既に1993年の時点でコロナウィルスによるパンデミックが予告されており(シーズン4エピソード21)、イルミナティカードでもコロナ問題を予告していると思われるカードがあるのですから、コロナ問題がサタンの勢力により引き起こされたという見方は真実であるとすべきでしょう。イルミナティカードはともかく、シンプソンズでのコロナ予告を疑問視する人がいれば、大変に臆病であるか知性が低いのだと思われます。この見方は1番目の見方から更に進んだ見方であり、1番目の見方を内包しています。これは陰謀の知識を得るならば、未信者であっても到達できる見方です。3番目の見方は「神的な見方」です。これは神の働きかけに基づいて出来事を捉える見方です。これこそ最も高次な見方であり、これは1番目と2番目の見方を内包しています。すなわち、神が働きかけられたので、2番目の見方で捉える出来事および1番目の見方で捉える出来事が起きたと理解するのです。この見方をすれば、コロナという災いは神が現代世界の不信仰を罰するために与えられたか、もしくは今の人々に益や教訓を得させるため与えられたという理解が得られます。恐らく正しいのは前者のほうでしょう。何故なら、コロナの災いは次の御言葉が言っている通りのことだと思われるからです。「主は、あなたへの災害、あなたの子孫への災害を下される。大きな長く続く災害、長く続く悪性の病気である。」(申命記28;59)つまり、神は今の世界を罰するため、人類の不幸を望んでいるサタンとその勢力に対し、コロナウイルスをばら撒くよう許可されたということです。これは2番目の見方を更に推し進めた3番目の見方です。また、神は罰を与えるため、武漢からコロナウイルスが拡がるように働きかけられました。これも1番目の一般的な見方を更に推し進めた3番目の見方です。2番目の見方は幾らか霊的な見方を含んでいますが、この3番目の見方は徹底的に霊的であり、キリスト者以外には持てない見方です。2番目の見方を持てている未信者でも、この3番目の見方にまで自分の見方を進めることはできません。ここまでコロナウイルスの場合を見ましたが、キリストの十字架刑の場合はどうなるでしょうか。キリストの十字架刑を1番目の見方で理解するならば、ピラトの下でキリストが死刑囚として死刑に処せられたという考えになります。2番目の見方であれば、サタンとユダヤの指導者がキリストの影響力増大を恐れたので、陰謀を働かせ、キリストを冤罪により死刑へ陥らせたという考えになります。3番目の見方であれば、キリストがピラトの下で死刑に処せられたのは、またキリストがサタンとユダヤの指導者に嵌められたのは、神がキリストの死を通して人類の救いを実現させるためであったという考えになります。1番目は表側の見方、2番目は裏側の見方、3番目は霊的な見方であると言うことが出来ます。