週報:【日本人と救いについて】(2022/05/29)


日本人に対する評価と好意は、韓国など特定の国を除けば、世界的に高い傾向があることを疑うことはできません。他の国には敵対的なイスラム教の国も、日本にだけは心を許します。フランスの旅行会社によれば最もマナーの良い民族は日本人のようです。もちろん欠点もありますが、日本人が全体的に見て善良であることは、他の多くの国と比べても明らかでしょう。この理由は遺伝子に求められます。この日本には、そもそも最初の最初から善良な傾向の人間が渡って来て住みついたのだと思われます。だからこそ、その子孫たちも善良な傾向を持つというわけです。というのも、先祖と全く同じ性質を生じさせるのが遺伝子の持つ性質だからです。古事記や日本書紀や続日本書紀や源氏物語といった昔の日本の書物およびザビエルやイザベラ・バードといった昔の外国人が書いた日本に関する記述を見ても、やはり日本人は昔から善良な傾向を持っていたことが分かります。これは「遺伝子の継承」という考えで全て説明できます。天皇もやはり昔から変わっていません。ところが、この善良な性質がキリストの救いを妨げている大きな要因となっています。善良であるとは、つまり丈夫であるということです。丈夫な人は丈夫ですから医者を必要としません。これは霊的にも言えることです。つまり、日本人は善良であって丈夫なので、自分の病を悲しんで医者とその癒しを求めることがない人のように、自分の罪を嘆いて主イエスとその救いを求めることもないのです。これについてイエス様はこう言っておられます。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」(マルコ2:17)福音伝道とは、罪人である霊的な病人に対し、救い主であられるイエス様という霊的な医者の癒し・救いを知らせることです。日本人は丈夫なので、健康な人に医者とその治療を勧めても良い反応がないのと同様、福音を聞いても良い反応がないわけです。このため、少なくとも今の時代に至るまで日本には癒されることを知らない永遠に裁かれるべき呪われた滅びの子たちが満ち満ちているのです。ああ、このような日本の状況をどうして嘆かずにいられるでしょうか!!?アウグスティヌスも福音書に基づいて言った通り、道徳的だが悔い改めないパリサイ人よりも、あまり道徳的でないが悔い改める取税人のほうが、遥かに良いのです(ルカ18:9~14)。何故なら、前者は地獄で永遠に刑罰を受けますが、後者は天国でいつまでもキリストと共に生きるからです。「日本人として日本に生まれて良かった。」と思う人は少なくないかもしれません。確かにこの世的な観点から見れば、これは尤もだと言えるかもしれません。しかし、霊的な観点から見れば、日本で日本人として生まれることは最高に不幸だと言わねばなりません。何故なら、これまで神は日本人のほぼ100%の人を地獄に定め永遠の刑罰へと投げ込まれたからです。これは今でもほとんど変わっていません。その民族であればキリストの御救いをほとんど受けられないような民族として生まれるというのは、確かに霊的に言えば不幸なことです。もちろん、そのような民族でありながら例外的に救われる人の場合はこの限りではありません。ですから、普通の場合であれば日本人として生まれるより、どこか貧しい発展途上国で生まれたものの正しいキリスト信仰を神から与えられて天国に入れるほうが優っています。霊的な人であれば私の言っていることに頷くはずです。日本人として日本で生まれて安全かつ良い生活が出来たとしても、最後に地獄で苦しむのであれば何の意味があるのでしょうか。私の言っていることが死ぬ時までも理解できない人は、死んで地獄に行ってから私の言ったことがどういう意味だったか理解できるようになるでしょう。しかし、それではあまりにも遅すぎます。もう今の時点で理解し、地獄に行かないためイエス様を信じて救われるべきなのです。