週報:【宗教と経済的祝福】(2022/06/12)


アメリカやイギリス、またノルウェーやスウェーデンやフィンランドが金持ちである理由は容易に分かります。それはこれらの国がプロテスタントの国だからです。プロテスタントこそ真の宗教、真のキリスト教、真の教会です。プロテスタントは神に嘉せられます。それゆえ、プロテスタント信者の多いこれらの国は神から繁栄の祝福を受けられているのです。イタリアやフランスなどヨーロッパにおけるカトリックの国が栄えているのもよく分かります。何故なら、カトリックは16世紀になるまで正統派だったからです。カトリックの国も昔は正統派だったので、今でも真理の体系が残像として残っています。ですから、まあまあの祝福を受けられているわけです。フィリピンもカトリックの国ですが、フィリピンは過去を遡っても正統派だった頃のカトリックと結びつきがありませんから、ヨーロッパのカトリック国のように繁栄することはできていません。ロシアや東ヨーロッパや西アジアなどに多い正教の国が祝福されていないのも、よく分かります。正教とは致命的な異常さに満ちた偽りのキリスト教だからです。このような教派が神に嘉せられるはずは決してありません。ですから、正教の国は貧しい国が多く、ロシアが特にそうですが亡命者が多く出たり紛争が沢山起こったりしているわけなのです。このキリスト教では神の祝福を決して受けられません。イスラム教の国やヒンドゥー教のインドが栄えていないのも、よく分かります。彼らは偶像崇拝をしており、真理の体系を全く持っていないからです。ですから、彼らがキリスト教に切り替わらない限り、これからもずっと祝福を受けられないままとなります。「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。」(出エジプト記20:3)という戒めに違反している国が、どうして神から呪いを受けないままでいられるのでしょうか。理解するのが難しいのは私たちの日本です。日本は偶像崇拝の国であって、神とキリストから遠く離れています。それなのに日本は戦後になってとてつもない経済発展を遂げ、「名誉白人」などとまで言われるほどになり、今でも先進国の状態を保っています。キリスト教とほとんど無縁である偶像崇拝の日本が欧米のように物質的な祝福を受けられていることは、私の頭を長らく悩ませてきました。しかし、最近になってこの問題が解けたように思えます。日本が栄えているのはアメリカの同盟国であり、アメリカの一部であるかのようだからです。つまり、日本はアメリカという最も経済的に祝福された国と友だちなので、アメリカに与えられている祝福を共有することが出来ているのです。これは聖書の契約思想を考えればよく分かります。日本は同盟国アメリカと契約的に一体であると見做せるので、アメリカに注がれている神の祝福が日本にも流れてきているわけなのです。アブラハムに対し神が「あなたを祝福する者をわたしは祝福し」(創世記12:3)ようと言われた通り、神は祝福されている者と仲良くする者を祝福して下さいます。だからこそ、日本は偶像崇拝を犯す罪深い国でありながら繁栄することができています。ちょうど、キリストと契約的に一体である聖徒たちが罪深い人間であっても、キリストが復活されたように聖徒たちも復活できるのと同じです。ですから、これから日本がアメリカと同盟関係を失えば、日本は神からの経済的な祝福を受けられなくなるので、たちまち没落していくはずです。もっとも、日本がキリスト教の国になったうえでアメリカと同盟関係を失うというのであれば話は別です。その場合、日本はアメリカを介さず直接的に神から祝福されることとなるからです。しかし、この日本は霊的に言えば今でもずっと呪われたままの状態が続いています。