週報:【ユダヤ教はもう死んでいる】(2022/10/09)


古代ユダヤ教すなわちキリストが御生まれになるまでのユダヤ教は神による真の宗教であり、キリスト教という蝶のサナギでした。古代ユダヤ教は名称こそ違えど事実上、キリスト教でした。何故なら、古代ユダヤ教徒たちは、律法と預言者で示されていたキリストを本体の「影」として信じていたからです。旧約聖書と新約聖書が表裏一体であるのと同様、古代ユダヤ教とキリスト教また古代ユダヤ教徒とキリスト教徒は霊的に一体です。両者は本質的に一つの宗教、一つの信徒なのです。どちらもキリストという本質に根差しており、ただ昔と今とでは宗教的な形態が異なっているだけです。ですから、キリスト教徒は古代ユダヤ教徒の子孫であると言うことができます。キリスト者である私たちは古代ユダヤ人の流れに続いているのです。一方、今のユダヤ教は古代ユダヤ教から全く続いておらず、この2つは断絶しています。今のユダヤ教徒は、自分たちが古代ユダヤ教の延長線上に位置していると信じて疑っていません。ちょうど誰もが地球では重力に押さえ付けられていることを疑わないのと同様に、です。確かなところ、彼らは無知なので致命的な思い違いをしています。無知は愚かさの母です。古代ユダヤ教の流れに属しているのは今のユダヤ教すなわちキリストが現われてからのユダヤ教ではありません。その流れに属するのはキリスト教の他にありません。何故こう言えるかといえば、ユダヤ人はキリストを憎んで殺したのであり、その子孫たちである今のユダヤ人もキリストを憎み拒絶しているからです。彼らは反キリストです。古代ユダヤ教徒たちは反キリストではありませんでした。古代ユダヤ人はキリストを信じていたのに、今のユダヤ人はもうキリストを信じるどころか憎悪しているのですから、今のユダヤ人が古代ユダヤ人と本質的に異なっているのは火を見るよりも明らかです。ユダヤ教は既に死んでいます。事実、今のユダヤ教徒は「いのち」(ヨハネ14:6)であられる主イエスを持っていないのですから、神の御前に死んでいます。彼らは羽化できないまま干からびて死んだサナギです。このサナギは地面に落ちて蛇という悪魔の餌食となりました。ですから、今のユダヤ教徒は悪魔の子たち、蛇の子孫です。実際、キリストもユダヤ人たちを悪魔の子どもだと言われました。「おまえたち蛇ども、まむしのすえども。」(マタイ23:33)とマタイがその御言葉を記録した通りです。実に彼らが悪魔だからこそ、キリスト教である私たちの仲間になろうとしないのです。悪魔の子らが、どうして神の子らを好むでしょうか。もし彼らの大部分が悪魔でなければ、今頃は多くのユダヤ人がキリストを信じていたことでしょう。キリスト教に羽化しなかった今のユダヤ教は既に神から捨てられています。このため今のユダヤ教はほとんど崩壊しています。彼らは旧約聖書を聖典としています。しかし、その聖典で規定されている神殿も祭司も祭儀も、既に消え去って2000年が経過しました。神が紀元9世紀頃に異邦人であるハザール人をユダヤ教へと改宗させたので、ヤコブの血には非ユダヤ人の血が多く混ぜられることとなり、今やもうユダヤ人の正統的な血統はかなり曖昧となっており、議論と考究がいつまでも絶えません。タルムードという単なる人間の言葉を集めたに過ぎない書物が彼らの聖典となってしまいました。神は彼らにガラクタをお与えになったのです。今のユダヤ人はもうメシアが現われたにもかかわらず、そのメシアを信じず、今でもメシアが現われることを待ち続けていますが、これは不信仰に対する罰でなくて何でしょうか。今のユダヤ教徒には「エリヤ様がいつ来られてもお迎えできるように。」などと思って、自分の家の窓をいつも開けっ放しにしている人もいるぐらいです。彼らが待ち望んでいるマラキ4:5に書かれている「預言者エリヤ」とは、キリストが言われた通りバプテスマのヨハネであることを彼らは全く知らないのです(マタイ11:14)。彼らがこのように悲惨な状態なのはキリストを殺したことに対する神からの呪いです。