週報:【聖書によってこそ分かるこの宇宙】(2022/11/13)


ビッグバン宇宙論は、恐らく正しい可能性が非常に高い仮説です。銀河の赤方偏移は宇宙が膨張している証拠であるはずですし、宇宙背景放射もビッグバンが起きた時の余熱として考える以外にはないだろうからです。しかも、ビッグバンは私たちの理性が受け入れられない荒唐無稽な現象ではありません。ビッグバン論は聖書を否定していませんし、聖書もビッグバンという現象を否定していません。アラン・グースや佐藤勝彦の唱えたインフレーション理論を採用すれば、聖書が示す宇宙の年齢とビッグバン理論を調和させられます。すなわち、今から6000年前に宇宙が誕生した際、最初の6日間だけはインフレーション的な膨張で宇宙空間が一挙に拡がったと考えるのです。進化論の要素を一般的なビッグバン理論から取り除きさえすれば、幾つもの観測結果に支持されているビッグバンという現象を受け入れ正しく採用することができます。進化論は単なる推測の集大成に過ぎず、観測による科学的な支持も全くなく、何より聖書が否定しているのですから、進化論の要素はどうしても取り除かなければなりません。このビッグバン理論であれ暗黒物質であれ宇宙の形であれブラックホールであれ、今でも科学者たちは宇宙について色々と考察・研究していますが、この宇宙の究極的な問題については手も足も出せないままでいます。彼らは、宇宙がどのようにして誕生したのか、また宇宙が始まる前には何があったのか(または何も無かったのか)、などといった諸問題について何も解決を見出せないまま止まり続けています。これは宇宙の創世を科学で取り扱うことが出来ないためです。科学が取り扱えるのは観察可能な事象や物質だけです。宇宙や物質がどのようにして生じたかとかその意味について、科学は自分の役割として担当できません。ですから、科学者たちは宇宙の最も深い秘密について、いつまでも無知なままでいるしかないのです。ホーキングも色々とこの問題について考えましたが、結局は何も分からず、ただ混乱した浅はかな理解を語るばかりでした。この問題を解決するためには聖書の教えを信じるしかありません。神という宇宙の創造者により書かれたのがこの聖書だからです。機械であれ建物であれ芸術作品であれ分からないことは、それを作った作成者に聞くのが最も確かであり迅速に済ませられます。つまり、聖書を読めば、この宇宙の究極的な問題について確実且つ迅速に知識を得ることができます。聖書によればこの宇宙は次の通りです。宇宙は今から6000年前、神が無から生じさせ、6日かけて今の状態にまで形造られた。人間は神に服従するため創造されたが自ら反逆して堕落したので、当然の刑罰として死んで地獄に行かねばならなくなった。贖い主としてこの世界に遣わされた御子イエス・キリストを信じる者だけが、罪の赦しを受け、天国に入ることができる。この宇宙の説明書とでも言うべき聖書を信じない限り、宇宙の究極的な問題について、いつまでも分からないままとなります。聖書を無視するのは傲慢であり、科学で何もかも解き明かせると思うのは致命的な思い上がりです。「聖書はすべて、神の霊感によるもの」(Ⅱテモテ3:16)であり、真理の書物です。この聖書を多くの人が読み、求め、信じますように。アーメン。