週報:【口にする言葉の重要性】(2023/03/19)


「口は禍の元」という諺は真実です。何故なら、聖書にはこう書かれているからです。「愚か者の口は滅びに近い。」(箴言10:14)次のようにも書かれています。「愚かな者の口は自分の滅びとなり、そのくちびるは自分のたましいのわなとなる。」(箴言18:7)口の言葉により悲惨となるのは、今の世界や歴史を見るならば明らかです。それは神がその言葉に裁きを下されるからです。例えば、ジョン・レノンはビートルズがキリストよりも有名だと大胆に発言しました。ローマ・カトリックという組織は教皇においてこの発言を勝手に赦しましたが、キリストの教会およびクリスチャンはこの発言を赦していませんでした。つまり、鍵の権能を持った聖徒からは赦免されていない。ですから、ジョン・レノンに傲慢な発言の罪はずっと残ったままでした。このため、神の裁きにより彼は銃殺されてしまったわけです。キリストから栄光を奪うような罪人が悔い改めなかったのであれば、その傲慢に対して死の裁きが下されても自業自得なのです。XJAPANのHIDEは「EYES LOVE YOU」という曲の中で<さっき天使の首を絞めて聞き出した>などという聞き捨てならない邪悪な歌詞を唄いました。このように唄った彼は、自殺だったにせよ事故死だったにせよ、自分で自分の首を絞めることにより若くして死にました。こんな忌まわしいことを唄ったので、神から裁かれたことは間違いありません。愚かなことを口にしたので、自分が口にした通りの仕方で死んだのです。バビロンの大王ネブカデネザルも、「この大バビロンは、私の権力によって、王の家とするために、また、私の威光を輝かすために、私が建てたものではないか。」(ダニエル4:30)などと高慢なことを言って、神が繁栄させて下さっておられたバビロンの栄光を自分自身に帰しました。このため、この大王は神から裁かれ、死ななかったものの悲惨な状態に陥ってしまいました。ユダヤ人たちもキリストが十字架に架かられる直前、「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」(マタイ27:25)などと取り返しの付かない発言をしました。このため、ユダヤ人たちは今に至るまでキリスト殺しの罪を負い、幾度となく大きな苦難を受け続けて来たのです。この通り人はとんでもない言葉により不幸を受けますが、自分の言葉はブーメランでもあるかのように自分のもとへ返って来るわけです。しかし、これは良い言葉でも同様であり、人は良い言葉を発するならば幸いに与かります。救いでさえ、信じたその信仰を口で告白することによると聖書は教えています。こう書かれている通りです。「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(ローマ10:9~10)こういうわけですから、良いことであれ悪いことであれ、人の口にする言葉がとても重要であることは明らかです。それは生死をも左右させるほどなのです。聖書にこう書かれている通りです。「死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる。」(箴言18:21)