週報:【ウクライナ戦争の霊的な考察】(2023/04/02)


ウクライナとロシアの戦争が今でもまだ続いており、なかなか終わる気配はありません。しかし、終わらない戦争はあり得ませんから、やがてウクライナ戦争も終わりを迎えることになります。一般社会ではこの戦争を社会的・表面的・物質的に捉えているだけですが、教会は霊的・聖書的に捉えなければなりません。まず、この戦争でウクライナとロシアが苦しんでいるのは、両国が正教を奉じていることに対する呪いです。聖書には『町にわざわいが起これば、それは主が下されるのではないだろうか。』(アモス3章6節)と書かれています。この御言葉で「町」と書かれているのは、当然ながら「国」にも当てはまります。つまり、神がこの2つの国に「わざわい」を下しておられるのです。神が意味なく災いを下されることは決してありません。神が災いを下される理由としては4つあり、それは「呪い」か「試練」か「懲らしめ」か「公益」のためです。ウクライナとロシアに災いが下されている理由としては、この4つの中で「呪い」以外に考えられません。正教の国であるこの2つの国は、聖霊なる神を御子なる神から引き離すという許し難い致命的な冒涜を犯しているのですから、神から呪われるに足る十分過ぎる理由を持っているのです。ウクライナ戦争がこの2つの国に対する神の呪いだとすれば、この戦争が規模的に展開することは恐らくないでしょう。すなわち、この戦争はあくまでもウクライナ対ロシアという1対1の戦いであり続けるでしょう。これは呪いの戦争ですから、核兵器が使用される可能性も十分にあります。現在の状況を考えるならば、核兵器の被害を受けるのはウクライナ側となるでしょう。しかし、核兵器が使用されても、この戦いに他国が参戦することはないはずです。「1対2」とか「2対2」などといった構図にはならないということです。実際、他国はウクライナとロシアに軍事的な援助をしても、自分たちの軍を派遣して一緒に戦うということはしていません。ロシアの親友国である中国でさえ、軍隊をロシアに送るということはしていません。この戦いはウクライナとロシアを対象とした呪いなのですから、他の国は巻き込まれたくないわけです。もしこれからこの戦争に参戦する国が出たとすれば、その国もウクライナやロシアと同様、神に呪われるべき大きな理由を持った国であることでしょう。この戦争の行方ですが、これから両国のどちらかがより霊的におかしくなったとすれば、それは更に呪いが増し加わることですから、そのおかしくなった国のほうが敗北するでしょう。しかし、これは起こりそうにありません。何故なら、この2つの国はもうそれ以上に異常となり得ないほど霊的な異常さを持つ状態なのだからです。また、これからどちらか一方の国が悔い改めて神に立ち返る、すなわちプロテスタントに改宗するのであれば、それは呪いが取り去られることですから、その国が勝利するでしょう。しかし、これも起こりそうにありません。何故なら、彼らは正教という偽キリスト教が好みに合うようだからです。諸国が軍事的な支援を全く止めれば、ウクライナとロシアは徐々に消耗して戦えなくなるので停戦また終戦に至るかもしれません。しかし、これも難しそうです。彼らが呪いの苦しみを受けるため、神は軍事的な支援が続くようにしておられるからです。