週報:【救いと人種/民族】(2023/04/16)


キリストの御救いと人種や民族との相関性を考えるのは、実に興味深いことです。何故なら、この2つに明白な相関性があることは確かだからです。その具体例について幾つか見たいと思います。まずアララテの場所からヨーロッパに移り住んだヤペテの子孫である白人たちと、そのヨーロッパからアメリカに渡り住んだアメリカの白人たちですが、彼らは非常に救われやすい人種です。世界各国要覧を見ると、欧米の国は大半の人がキリスト教であると書かれています。欧米は信仰に馴染み深い社会なので、例えばファーブルやミルやホーキングなど白人の書いた本では、キリスト教に関する言及をしばしば見かけます。神は、彼らヤペテの子孫たちが、セムの立てた「天幕」であるキリスト教に入ると、予めノアを通じて預言しておられました(創世記9:27)。このため、ヤペテの子孫である白人たちにはキリスト教である人が多いのです。次に、アララテからアフリカに移り住んだハムの子孫である黒人と、そのアフリカからアメリカに移されたアメリカの黒人ですが、彼らも人種的に救われやすい人たちです。例えば、アフリカの場合、ウガンダはキリスト教徒が国民の60%であり、ガーナは70%であり、南アフリカは80%です。アメリカでも黒人のクリスチャンは多く、特に南部で多い傾向があり、バプテスト派の黒人クリスチャンが目立っています。史上最高の女性ヴォーカリストとしばしば評価されるアレサ・フランクリンは牧師の娘であり、有名なビヨンセも教会に通うキリスト教徒のようです。オバマも自伝を読むとクリスチャンだと分かります。黒人は、アフリカであれアメリカであれ、貧しかったり蔑まれたり病などで悲惨だったりする傾向が強い人種です。このため、弱かったり惨めだったりする者をこそ憐れまれる神は、多くの黒人をキリストへの信仰に入れておられるわけです。次にイシュマエルの子孫である中東のアラブ人たちですが、彼らは総じて救いから遠ざけられています。勿論、アラブ人にもキリスト教徒はいますが、アラブ人の全体から見ると非常に珍しい存在です。彼らがなかなか救われないのは、ユダヤ人がアラブ人にとって民族的な弟だからです。神は、兄イシュマエルとその子孫であるアラブ人が弟イサクとその子孫であるユダヤ人に敵対するよう堅く定めておられます(創世記16:12)。この定めがあるため、アラブ人たちは、神がユダヤ人により形成されたキリスト教をなかなか受け入れられないのです。次にアジア人ですが、この人種もアラブ人と同様、救いから遠ざけられている傾向を持ちます。フィリピンだけはキリスト教が国民の93%であるものの、その83%は偽りのキリスト教であるカトリックですから、残念な状態だと言わねばなりません。アジアの最高峰とでも言うべき日本人も、信仰についてはお話しにならない状態です。神がアジア人から救いを遠ざけたままでおられるのは明らかです。アジア人は総じて霊的に呪われているのです。この通り、救いと人種/民族は神の働きかけにおいてかなり違いがあります。しかし、神による救いの働きかけは人種や民族よりも上位に位置します。ですから、アジア人のように救われにくい人種であっても救われる人は必ず救われますし、白人のように救われやすい人種であっても救われない人は絶対に救われません。つまり、神の救いは人種や民族を超越しています。だからこそ、どのような人種・民族であっても、信じる者はキリストにより救われるのです。パウロがこう言った通りです。「しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです。」(Ⅰコリント1:24)