週報:【救いを聞いて分かれる4種類の人々】(2023/06/18)


全ての人は神の御前で罪を犯したので、神に対して罪深い汚れた状態です。これは誰でもそうであって、天皇のような権威者であれ非常に道徳的な人であれ、例外はありません。というのも、社会的な権威や道徳観に違いがあっても、神の御前で罪人であるという点では誰でも一緒だからです。ですから、パウロは「義人はいない。ひとりもいない。」(ローマ3:10)と言っています。しかし、神の御子イエス・キリストを信じるならば、その人は罪深くとも、キリストのゆえに救われ、罪の赦しを受け、神の御前で義と認められます。何故なら、聖書が教えているように「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた。」(Ⅰテモテ1章15節)のだからです。それゆえ、パウロは聖書でこう言っています。「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」(ローマ3:23~24)この聖なるキリストの御救いについて聞いた人は、それから4種類の状態また反応に区分されます。1種類目は、キリストの御救いを聞いてすぐに信じ、救われる人です。このような人々は、聖書で「永遠のいのちに定められていた人たち」(使徒の働き13:48)と言われています。2種類目は、尊い救いを聞いたその時はまだ信じないものの、遅かれ早かれやがて信仰に入る人たちです。このような人々は、神の御心の時が訪れると、イエス・キリストを信じて救われることになります。3種類目は、結局のところいつまでも信じないまま死ぬのですが、救いの御言葉を聞いても公然と反発せず、考えを保留にしたり黙ったままでいる人々です。このような人々は救われません。残念なことですが、日本人のほぼ全てはこの3種類目のタイプに区分されます。4種類目は、3種類目の人々と同様で救いを受け入れないのですが、3種類目と異なり公然と反発し、自分が神とキリストの敵であることを自ら示す人々です。この4種類目は昔からユダヤ人に多く見られます。聖書の時代でも、やはりユダヤ人の多くが、キリストの救いを聞いたものの激しく反発したのです。この種類の人々は「犬」や「豚」にも似た忌まわしい愚物なので、相手にすべきではないというのがキリストの教えです(マタイ7:6)。実際、パウロは御救いに反発した犬や豚のごときユダヤ人に憤り、それからは異邦人の救いを求めるようになったのです(使徒の働き13:45~46)。さて、この4種類の人たちが死んでから行くことになる永遠の場所は2つです。まず1種類目と2種類目の人々は神の御子キリストを信じたので、その「信仰によって義と認められ」(ガラテヤ2:16)、救われた者として天国で永遠に生き続けます。「御子を信じる者は永遠のいのちを持つ」(ヨハネ3:36)と聖書に書かれている通りです。一方、3種類目と4種類目の人々は、キリストを信じなかったので「罪に定められ」(マルコ16:16)、地獄に行きます。そして、いつまでも「いのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる」(ヨハネ3:36)こととなります。このうち4種類目のほうが反発はしなかった3種類目よりも罪深いので、地獄で受ける刑罰の度合いも3種類目の人々より大きくなります。