週報:【恵みによる神の証し】(2023/07/30)


神は、キリストが現われるまで、全ての人間に食物を通して、御自分のことを示しておられました。パウロは異邦人たちにこう言っています。「過ぎ去った時代には、神はあらゆる国の人々がそれぞれ自分の道を歩むことを許しておられました。とはいえ、ご自身のことをあかししないでおられたのではありません。恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たしてくださったのです。」(使徒の働き14:16~17)これは、異邦人もやがて神にこそ救いがあるということを知るための前味のようなものでした。何故なら、神が人間に恵み深い御方であるというなら、人間はそのような御方に救いを求めることにもなるからです。神は今でも全人類にこのような恵みの証しをしておられます。というのも、神に養われていない人間など誰もいないからです。これは国家の繁栄でも同じです。すなわち、神は御自分に忠実な国を祝福して栄えさせることで、あらゆる国を御自分とその救いへと誘っておられます。近代社会を見れば分かる通り、よりキリスト教的であればあるほど、より神学的に正しければ正しいほど、国は繁栄しています。アメリカがその最たるものです。悲惨な点が多くあるものの総合的に言えばアメリカほどキリスト教的な国は他に見られないからです。このアメリカやイギリスまた北欧諸国やドイツおよびスイスといったプロテスタントの影響が強い国ほど繁栄と先進性の度合いが高いのは、間違いなく神の祝福によります。このような国々が多くの国を優越しているのは明らかです。キリスト教的な国がそうでない発展途上国を援助するのであって、その逆はありません。マクドナルドやケンタッキーやH&Mやロレックスやディズニーやマーベルやスヌーピーといったキリスト教的な国の企業や作品が、世界中で溢れています。これは食物の場合と同じ原理で、神がキリスト教的な国を通して御自身について証しし、また人々を御自身に引き寄せようとしておられるのです。何故なら、神が御自身を奉じるキリスト教的な国ほど恵んでおられるとすれば、そのような神を求めることにもなるからです。しかし、今の欧米諸国は相対的に力を失っており、かつてよりは魅力的でない傾向があります。これはそれらの国々が神と聖書から遠ざかりつつあるからです。今の欧米は、聖書の禁じる同性愛を大いに受け入れています。また同じく聖書の禁じている刺青も入れている人が無数にいます。また異教とその思想にも激しく対抗しないようになりました。このような欧米であれば繁栄を通しての証しが難しくなります。このため欧米は祝福を失っているわけです。