週報:【アメリカと同盟国であるということ】(2023/08/20)


日本がアメリカの同盟国、しかもただ一つの同盟国であるのは、日本政府が認める公式的なアメリカとの関係です。最近も林外務大臣が報道会見で、アメリカのことを「唯一の同盟国」であると言いました。今の日本はアメリカに従属するアメリカの一部であるかのような状態です。このため、86~96年まで有効だった日米半導体協定など、日本はアメリカから何か要求されると屈する場合が非常に多いのです。また日本はよくアメリカの歩調に合わせ、アメリカの態度と同じ態度をしばしば取ります。これも日本がアメリカの従属者であることを示していると見ていいでしょう。このような日本の従属的な姿勢に反発したり嫌悪感を示す人々も日本にはいますが、日本にいて今の繁栄を享受している以上、日本の従属的な姿勢を悪く言うことは許されません。何故なら、日本はアメリカの一部であるかのような状態だからこそ、神による御恵みをアメリカと共に受けられているからです。もし日本がアメリカと一体的でなければ、日本はここまで繁栄できていなかったでしょう。何故なら、日本人とは罪深い偶像崇拝者だからです。東南アジアの諸国を見れば分かる通り、神は偶像崇拝の国を恵みにより繁栄させることはしておられません。但し、日本のようにキリスト教の国と一体化するならば話が別です。もし日本がこれからアメリカとの同盟を解消するならば、このことはよく分かることになります。その場合、アメリカから離れた日本はすぐ神の御恵みを失うので、繁栄の幸いを享受することができなくなるからです。神はアブラハムに味方する者はアブラハムと共に祝福されると言われました。「あなたを祝福する者をわたしは祝福し」(創世記12:3)ようと神はアブラハムに対し言っておられます。これと同じことがアメリカと日本の場合でも言えるのです。すなわち、アメリカとはアブラハムであり、日本はアブラハムを祝福する者たちです。このように日本は間違いなくアメリカの「祝福圏」に入っています。日本がアメリカに従属するアメリカの一部であるかのような国であれば、これから日本人もキリストを受け入れるようになると期待していいかもしれません。何故なら、一体であるというのは同じ状態だということだからです。実際、日本はしばしばアメリカに自分を合わせています。服や娯楽など物質的な面では既にもうアメリカの感化を強く受けている日本ですが、霊的な面ではまだまだのようです。福音の種が実を結ぶのは時間がかなりかかるかもしれません。古代ローマの場合、福音の種が蒔かれてから約300年後にキリスト教の国となりました。日本がアメリカの同盟国となってから、まだ100年も経過していません。ですから、私たちは、これから日本も救われた人が多くいる国になるかもしれないと希望を持っていいのかもしれません。