週報:【キリストにおいて働きかける神】(2023/09/24)


神は御自分の御子をさえ惜しまず死に渡されるほど、世の人々を愛されました。それは罪に死んで神から遠く離れている惨めな人間が、御子キリストを信じることにより救われ、永遠に天国で神と生きるようになるためでした。聖書はこう言っています。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)父なる神にとってキリストは無限の意味と重要性があります。このため、人にとってキリストを信じるかどうかということこそ、最大に重要なことです。それゆえ、神はこのキリストにおいて人や国また様々な組織や地域を取り扱われます。キリストこそ神の働きかけにおける基準なのです。これは今までの歴史を見れば明らかです。まず紀元1世紀のユダヤ人は、キリストを拒絶し殺しましたから、神に裁かれて滅ぼされました。古代ローマはキリストを拒否し続けていましたが、神の復讐により、ローマは自分たちが拒否していたキリストに服することとなったのです。ヨーロッパにはキリストを信じる人々が多かったので、神の祝福により、近代文明の先駆けとして大いに栄えることができました。日本はキリスト教を締め出したので、神から呪われて近代文明の流れに乗り遅れ、結局はキリスト教の文明に感化されることとなりました。今でも欧米にはキリストの民が多くいますから、神の祝福により、欧米はまだまだ大きな経済力と国家的プレゼンスを保つことができています。しかし、この欧米も徐々にキリストに対し忠実でなくなっていますから、神の祝福も失われており、そのため新興国の台頭により相対的な力が弱まることとなっています。神はキリストに基づいて働きかけられるのですから、そのことを考えるならば、将来についても色々と分かります。欧米はキリストに対する忠実という祝福の大きな要因を蔑ろにしているのですから、このままの状態が続けば、ますます欧米は相対的な力を失うことでしょう。日本は偶像崇拝をいつまでも続けており、キリストを求めようとしていませんから、これからもアメリカに従属する状態がずっと続くことでしょう。インドは将来が非常に期待されている新興国であるものの、ヒンドゥー教というサタンの宗教を奉じることによりキリストから喜ばれない状態が続いていますから、これから発展しても最強の覇権を握ることはあり得ません。中国は偶像崇拝の傾向があまり強くない国ですから、インドと異なり、欧米に対する裁きとして最強の覇権を握れる余地があります。東欧諸国は三位一体の教義においてキリストを事実上否認していますから、祝福されることはなく、今後も惨めな状態が続くでしょう。キリストを正しく信じる忠実な者が多い国や地域こそ、神に祝福されて強くなります。キリストを蔑ろにするような存在は祝福されません。