週報:【日本の停滞と祝福】(2023/12/03)


1980年代は日本の時代だったと言えるかもしれません。80年代の日本は全体的な勢いが強くあり、アメリカをさえ経済力で追い越しそうなほどでした。ですから、アメリカは日本に驚いて焦ったのです。その頃の時代は今からすれば夢でもあるかのようです。神が80年代の日本には一般恩恵をかなり溢れさせておられたのです。しかし、今の日本は勢いを失い、もう諸国からあまり注目されなくなりました。多くの国々は日本という国を強く意識していないようです。海外製品のパッケージを見ると、説明書きとして表記されているのは英語やドイツ語やフランス語やポルトガル語やスペイン語や中国語やアラビア語などであり、タイ語も少し見られますが、日本語が見られることはまずありません。海外企業の公式ホームページでも、日本人が日本語で閲覧できるように作られているホームページは稀です。しかし中国語で閲覧できる場合はよくあります。今の時代で諸国から注目されているのは良い意味でも悪い意味でも圧倒的に中国です。このような80年代とその勢いを思い返している日本人は少なくありません。「あの頃は凄かったな。」などと言って。「再び立ち上がれ日本」などと言っている人もいます。しかし、かつて勢いがあった日本の旬はバブル崩壊と共に過ぎ去ってしまったのでしょう。昔の勢いは日本における旬だったわけです。このような旬の時期は恐らくもう戻らないかもしれません。偶像崇拝を繰り返し行なっているのに全く恥じる様子さえ見せない死人たちの満ちている国がこの日本です。このような罪深い民にどうして神が再び輝かしい御恵みを注いで下さるでしょうか。というのも、偶像崇拝とは神がもっとも忌み嫌われる罪の一つだからです。勿論、神が再びかつてのような状態に日本を戻されるというのであれば、たとえ日本が最悪の状態に陥っていたとしても必ずそうなるでしょう。キリストが「神にはどんなことでもできます。」(マタイ19:26)と言われたからです。しかし、相も変わらず日本人は神とその御子キリストを無視し続けている状態です。このような日本人が輝かしい幸いを期待してはなりません。何故なら、神こそ御恵みの与え主であられ、この神なくして人に幸いは全く有り得ないからです。まず日本人は悔い改めて御子キリストを信じるべきです。そうして神を恐れ謙遜となるべきです。そうすれば日本人には「キリスト・イエスにある永遠のいのち」(ローマ6:23)という「神の下さる賜物」(同)が与えられるだけでなく、輝かしい社会的な誉れと更なる経済力も与えられるのです。それは聖書がこう言っている通りです。「謙遜と、主を恐れることの報いは、富と誉れといのちである。」(箴言22:4)