週報:【クリスマスの本質】(2023/12/24)


今の時代はもうクリスマスが世界中で祝われるようになっています。今の日本はどこもクリスマスムードが漂っています。中国も日本と同じで教会はあまり目立ちませんが、多くの場所でクリスマスツリーが見られます。アラブ諸国でさえ、ショッピングモールなどには「メリークリスマス」と書かれたクリスマスツリーが置かれているほどです。しかし、一般社会が祝うクリスマスは本質に欠けています。その本質とはイエス・キリストです。そもそもクリスマスという言葉は「キリストの祭り」という意味です。一般社会は、クリスマスの祝いにおける本質の欠けた表面部分だけを楽しんでいるに過ぎません。しかし、たとえ無意味な祝い方であっても多くの国でクリスマスが祝われているというのは、キリスト教と教会の影響力が無視できないほど大きいことを意味しています。これは中世の時代であれば決して考えられないことでした。ここ日本でもクリスマスが祝われるようになってからまだ100年ぐらいであり、20世紀になるまでの日本はクリスマスなど全く祝っていませんでした。このような状況は、キリストが全世界の王であられ、地球を支配しておられることの現われです。聖書には黙示録1章で「地上の王たちの支配者であるイエス・キリスト」と書かれています。多くの国で西暦が採用されていることからも分かる通り、世界中でクリスマスが祝われているのは、キリストが全世界の王であることを示しています。それゆえ、これからも人々がクリスマスを祝う状態はずっと続くことでしょう。キリストが地球の王であられるという霊的な現実を考えれば、霊的な現実は実際的な現実に反映されますから、これからますます地球ではクリスマスを祝う傾向が強くなると見ていいはずです。一般社会は虚しい祝い方をしているものの、それを批判するのは得策だと言えません。そのような祝い方を批判して一般社会がクリスマスから遠ざかるようになれば、伝道の妨げとなりかねないからです。教会に害が齎されるというのでもありませんから、一般社会には楽しませておけばいいでしょう。クリスマスだからというので教会へ行ってみようと思う人も多かれ少なかれいるに違いないのです。もし一般社会がクリスマスを祝わなくなれば、こういった人も現われなくなるでしょう。教会は、このクリスマスの本質を人々に聖書から教える役目があります。キリストは私たちの罪を赦すため救い主として御生まれになりました。「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた。」と聖書で書かれている通りです。人が救われなければ地獄で永遠に罰されます。しかし救われるならば天国で永遠に生きます。ですから、救い主であられるキリストが御生まれになられたことをこのクリスマスでは喜ばしい出来事として祝うわけなのです。