週報:【日本と救いについて】(2024/01/21)


今の日本がこれほどに栄えているのは、教会を敵視していないからです。教会に敵対していた江戸時代の頃は、ここまで物質的に恵まれていませんでした。その頃の日本は教会において神を退けていたので、神と共に神の御恵みまでも退けていました。このため、神の御恵みをずっと受けられず、近代化に乗り遅れたのです。御恵みの与え主であられる神に敵対するような存在が、どうして神から豊かな御恵みを受けられるでしょうか。ですから、日本がこれから教会に味方し神社やお寺を捨て去るようであれば、神の御恵みをますます受けて更に栄えられることでしょう。しかしながら、バブル崩壊後の日本は、神の御恵みを豊かに受けられなくなりました。今でも日本は高い経済力を保っているものの、以前に比べて国際的な注目度と相対的な力量が落ちているのは明らかです。日本人は劣化したなどと言われて長いですけども、バブル崩壊後の日本人がこう言われるのは根拠なきことではありません。これは日本がこれほど繁栄の御恵みを神から受けたのに、その神に感謝することをせず、いつまでも偶像崇拝を続けることで神を怒らせているからです。神は忘恩を嫌われますから、このままではこれからも日本が劣化し続けることでしょう。私たちは愚かな忘恩の徒に対し、あまり良くしてやりたいとは思えないはずです。今の日本に対する神もそのようであるはずです。けれども、日本がこのような忘恩の悪を犯し続けていても、私たちは日本に救いが満ち拡がることを願わねばなりません。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)という御命令には日本も含まれているからです。また「神は愛」(Ⅰヨハネ4:8)ですから、このような日本であっても、そこにいる人々が救われることを願っておられます。しかし、これから日本に救いが満ちるならば、日本はその名声と評判を失わねばならないかもしれません。何故なら、神は人々から良く思われる存在を嫌われるからです。キリストがこう言われた通りです。「人間の間であがめられるものは、神の前で憎まれ、きらわれます。」(ルカ16:15)この御言葉は今の日本についても当てはまるでしょう。今の日本は多くの国とだいたい良い関係を築いており、国際的な評判も決して悪くありません。日本人はノーベル賞も相変わらず受賞していますし、G7の一員であるのはアジアで日本だけです。こういった良い評判や立場であると、神からはかえって嫌われてしまいます。だからこそ、日本人はその多くが神から救いの御恵みを受けられていないのでしょう。日本人は自分たちの美点が、神の御前で逆効果になっていることを全く知らないでいます。このような日本ですが、あくまでも私たちは救いが満ちるようになるのを願わねばならないのです。この日本が実際に聖書的な国となるのは、多くの人々が救われてから数十年を要するでしょう。救われた人から3代目になることが重要です。日系アメリカ人の3世を見ても分かりますが、3代目になると徹底的に全体の性質が変わるからです。