週報:【真理に敵対する「中立」の立場】(2024/04/07)


今の一般社会で「中立」という立場また観点は、真に正しいかのようです。「中立的な視点から私たちは…」などという言葉が言われたり書かれたりすることは、現代において珍しくありません。しかし、この「中立」が本当に正しいかどうか一般社会はほとんど考察しようとしません。何事に対しても表面的・感覚的であるのが一般社会の持つ普通な態度だからです。確かなことを言えば、この「中立」という立場を正しいとすることは決してできません。寧ろ、それは良くない間違った立場だと言わねばなりません。どうしてなのでしょうか。それは、この「中立」という立場がどのような立場にも味方しないため、神の真理さえ考慮しようとしないからです。もし聖書における神の真理を考慮するならば、それはもう「中立」の立場でなくなります。実に聖書の真理をさえ無視するからこそ「中立」と言われるわけです。しかし、真理に立とうとしないこのような立場が、主の御心に適わないことは明らかです。そのような立場はサタンが喜びとするものです。何故なら、サタンは真理の敵であり、真理を忌み嫌っているからです。ですから、この「中立」は正しくない立場であることが分かります。もし中立の立場を取るならば、聖書で書かれている神の6日による創造は拒絶また無視せねばならないでしょう。「中立」でありながら聖書の教えに立つことはできないからです。もしこうするならば、聖書の教えに立たないわけですから、いつまで経っても宇宙の形成について正しい理解を持てなくなってしまいます。キリストの贖いについても、やはり中立の立場を取るならば、信じないことになります。しかし、キリストが言われたように「信じない者は罪に定められます」。ですから、中立の立場を取って信じないのであれば、そのような人は呪われた罪人として地獄に行くこととなります。このようなことを聞いてもまだ中立こそ正しいと言い続ける人がどこかにいるのでしょうか。もしいたとすれば、そのような鈍い人は地獄に行ってさえも中立の間違いを悟れないままでいることでしょう。キリストは「ただ信じなさい。」と言われました。パウロも「堅く信仰に立ちなさい。」と言いました。信じるとは真理に立つことです。それは中立の立場に敵することです。もし中立に立つならば、必然的に真理の敵となります。神が真理にこそ立つのを望んでおられることは間違いありません。